フラット:アレンジ自在の軟骨ピアス
最終更新: 2026-10-16

耳の縁を飾るヘリックスとは違い、フラットはその内側に広がる平らな軟骨部分に開けるピアスです。ヘリックスと、その内側に盛り上がるアンチヘリックスの間に位置し、解剖学では舟状窩(しゅうじょうか)と呼ばれます。耳の縁ではなく広い面に開けるため、ジュエリーが小さな光のように映えます。

ピアッサーの間では、この部分をフラットと呼びます。耳のくぼみの外側にあたるため、アウターコンクと呼ばれることもあります。フラットとアウターコンクは指す範囲が一部重なりますが、どちらも古くからの呼び名ではありません。
2010年代以降、複数のピアスホールを生かし、耳全体でコーディネートを楽しむスタイルが広まりました。なかでも、耳の中で最も広いスペースを取れるフラットは、小さなジュエリーを複数組み合わせるのにぴったりでした。星座のように配置することから、コンステレーションと呼ばれることもあります。
フラットを開ける前に
フラットはひだに隠れない場所なので、ピアスホールの位置がそのままデザインになります。1つだけなら、軟骨が十分にある範囲で位置を選べます。複数にする予定なら、最初の1つを開ける前に全体の配置を決めておきましょう。フラットの広さに合った間隔を取ると、余白まで活かしたバランスのよいコーディネートになります。

フラットはエンドパーツを見せて楽しむ部位ですが、開けられるホール数はパーツの大きさによって変わります。大きめのパーツは1つならきれいに映えても、2つ、3つと並べると窮屈に見えることがあります。ヘリックスやコンクのリングとぶつかる可能性もあります。将来的に耳の縁や内側のくぼみにもジュエリーを着けたいなら、最初のフラットを開ける前にピアッサーへ伝えておきましょう。
耳の形によっては、眼鏡のつるがフラットに当たることがあります。普段から眼鏡をかけるなら、出っ張りの少ないエンドパーツがおすすめです。無理なく開けられ、清潔に保ちやすいホール数も人によって違います。自分に合う数は、プロのピアッサーに見極めてもらいましょう。
ジュエリーの選び方
フラットに着けられるのは、まっすぐな軸を通すスタッドタイプのジュエリーです。なかでも、フラットバックラブレットがおすすめです。耳の表側にはエンドパーツが見え、裏側には平らなディスクが収まるため、ジュエリーが耳に沿ってすっきり着けられます。小さなジェムや、複数の装飾をまとめたクラスタートップ、横からもきれいに見えるモチーフなどがよく合います。

複数のジュエリーをきれいに見せるコツは、それぞれに役割を与えることです。素材やストーンをそろえ、1つだけ少し大きめのエンドパーツを主役にし、ほかを控えめにすると、すべてを大ぶりにするよりも全体がすっきりまとまります。

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次回は、耳の穴を挟んで向かい合う2つの小さな軟骨部分、トラガスとアンチトラガスをご紹介します。
MYMAYではピアッシング自体は行っていません。施術については、必ずプロのピアッサーに相談してください。私たちが扱うのは、本来の用途で使うことを前提に、安心して長く身につけられるジュエリーです。実績のあるメーカーとしか取引せず、メッキやコーティングのジュエリーは扱いません。
ピアスは人それぞれです。何ができるかは体のつくりによって変わるので、これはあくまで一般的な話として読んでください。自分の場合はどうなのか迷ったら、プロのピアッサーに直接相談してください。
記事内の写真は許可を得て掲載しています。キャプションで紹介しているピアッサーやショップの多くは、MYMAYと同じブランドを扱っています。自分に合うジュエリーを探すときにも、ぜひ相談してみてください。