陽極酸化
当サイトのカートで選べるANATOMETAL(アナトメタル社)のボディピアスジュエリーのチタンカラーは無色のハイポリッシュを含め全14色、ナイオビウムカラーではチタンカラーには存在しないブラックとオパールシェントの2色のご用意があります。
※NEOMETAL(ネオメタル社)のボディピアスジュエリーのチタンカラーは無色のハイポリッシュを含め全13色となります。
これらのカラーは全てチタンやナイオビウムを陽極として電解質溶液中で通電した際に金属表面に生じる酸化皮膜による発色であり、金属の発色方法として一般的なメッキ加工や着色加工とは全く違う方法です。
-では、何が違うのか?
メッキ加工や着色加工は、ある金属の上に全く別の素材を貼り付けることで発色されています。
陽極酸化は、チタン本体の表面にチタン製の陽極酸化被膜が出来、その被膜の光の干渉作用により発色されています。
チタンの電圧を変えることで酸化被膜に厚みが加わり、光の屈折率も変わるため様々な発色が可能です。
陽極酸化処理は別素材を使用することもなく、金属自体に変化がない発色方法なので、アレルギー体質の方やファーストピアスとしてもどの色も変わらず安心してお使いいただけます。
更なる特徴としては、陽極処理で生じる酸化皮膜は硬く耐食性も高い保護皮膜となるので、体内に流れ出す金属量の面から考えてもカラーに発色されたチタンやナイオビウムは更に人体にとって安全な金属といえます。
(※勿論、ミラー仕上げに磨き上げられたアナトメタルのチタンやナイオビウム、サージカルステンレスのハイポリッシュジュエリーも安全性に変わりはありません。)
こうして見ると長所ばかりに見える陽極酸化処理ですが、2点ほど弱点もあります。
1つ目は、皮膚との摩擦や体液、洋服やジュエリーとの接触により、時間の経過と共に色は徐々に変化し、最終的には素材自体の色(無色)に戻ってしまうことです。陽極酸化処理による発色が保たれる期間は、ジュエリーの形状、体質や使用方法、使用頻度により個人差が非常に大きいです。
2つ目は、陽極酸化処理には各カラーに発色する際の決定値というものがありません。よって発色加工をする者の技術量や感覚、電解液の濃度や交換時期、電極間の距離、発色させる面積など、様々な要素で同じ色でも毎回微妙に差が出ます。
これらは人体に最も安全である発色方法のみを用いた結果ですので、弱点も踏まえ、チタンカラーやナイオビウムカラーの独特な個性をお楽しみください。