ライフスタイルとジュエリー:空港・保安検査

最終更新: 2026-05-15

Jewelry and Airport Security

ピアスを着けたまま飛行機に乗るとき、ふと気になるのが保安検査です。「反応して止められたらどうしよう」と不安になる方も多いと思います。

そこで今回は、ピアスをつけた状態での保安検査について少し掘り下げてみましょう。先に結論を言うと、ほとんどのボディジュエリーは着けたままでも問題なく通過できます。ただし、ピアスの数が多い場合やデリケートな部位に着けている場合は、門型金属探知器や全身スキャナーで反応して追加確認になることもあります。あらかじめ流れを知っておくだけで、当日も慌てずに済みます。

金属探知機の仕組み

門型金属探知器は、刃物など危険物につながる大きな金属を見つけるためのものです。ボディジュエリーに使われる金属は量が少なく、検知の基準も高めに設定されているため、ピアスが複数あっても反応しないことが多いです。

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一方、近年多くの空港で使われている全身スキャナー(ミリ波スキャナー)は、金属だけを探す機械ではありません。体の表面に不自然な箇所がないかを確認する仕組みなので、服の下にあるピアスがきっかけで、ボディマップ上にアラートが出ることがあります。ジュエリーの種類や形が特定されるわけではありませんが、アラートが出た部位は追加確認になる場合があります。

追加検査になったらどうなる?

反応が出たからといって、その場でジュエリーを外すよう求められるとは限りません。TSA(米国運輸保安局)の方針では、ボディピアスが理由で追加検査が必要になった場合、接触検査(パットダウン)の代わりに、プライベートスクリーニング(個室での検査)を希望できます。

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追加確認は短時間で終わることが多く、係員がハンディタイプの探知機で反応の原因を確かめ、ピアスだと分かればそのまま通過できます。

検査自体は複雑ではありませんが、少し時間がかかることはあります。ピアスが多い方や太めのゲージのジュエリーを着けている方は、保安検査の時間に余裕を見ておくと安心です。

保安検査でのチタンのメリット

インプラントグレードチタン(ASTM F136)は非磁性で、スチールより導電性が低い素材です。そのため、探知機に反応しにくい傾向があります。ピアッサーがチタンを勧める理由は、生体適合性だけでなく、こうした場面で引っかかりにくい点にもあります。よく飛行機に乗り、毎回のように追加確認になる場合は、チタンのジュエリーに替えることも検討する価値があります。

インプラントグレードスチール(ASTM F138)も非磁性ですが、電気はより通しやすい素材です。小さなスチールジュエリーで困ることはあまりありませんが、同じ部位に複数のスチールジュエリーを重ねていると、まとめて反応しやすくなる可能性があります。

Threadless Straight Barbells
Flat Back Labrets - One piece

すぐに外せないジュエリーがある場合

ピアスの中には、その場で外すのが難しいタイプもあります。マイクロダーマルアンカー、サーフェスアンカー、そして一部のジェニタルピアスは、日常的に取り外すことを前提にしていません。無理に外そうとすると、ホールが閉じてしまったり、専門的な処置が必要になったりするリスクがあります。

Surface Top

もし係員から取り外しを求められても、安全に外せないジュエリーであれば、その事情を落ち着いて説明してください。このような場合は、個室での検査(プライベートスクリーニング)をリクエストするのもおすすめです。

また、一般的にはピアスの証明書を持ち歩くことはほとんどなく、基本的に必要ありません。ただ、ピアスが多い方や医療用インプラントがある方は、保安検査で確認されたときに慌てず説明できるよう、伝えるポイントだけを短くメモしておくと安心です。

渡航前の実用的なアドバイス

ピアスホールが落ち着いているなら、搭乗前に特別なことをする必要はほとんどありません。治癒途中で搭乗する場合は、清潔を保ちつつ、できるだけ触らずに過ごすのが基本です。洗っていない手で触らないようにし、シートベルトやバッグのストラップが新しいピアスに当たって圧迫しないよう気をつけましょう。

渡航のためにリテイナーに替える必要はありませんし、フライトのためにわざわざジュエリーを外す必要もありません。

MAYのこだわり

MAYでは、旅行先でも快適にピアスを楽しめるように、フラットバックのポストからリングバーベルまで、インプラントグレードチタンのジュエリーを幅広く取り揃えています。

取り扱うメーカーでは、精密なスペックと滑らかな表面仕上げにこだわってジュエリーを製造しています。肌に負担をかけにくく、しっかりフィットしてくれることはもちろん、日常でのつけやすさにもつながる大切なポイントです。

もちろん、旅行先での保安検査でも安心して身につけられるジュエリーです。

プッシュピンバーベル
アーククラスターエンド
エックスエンド

来週は、MRIやCT、歯科治療などの医療検査で、ボディピアスジュエリーがどのように扱われるのかを取り上げます。検査や治療の妨げにならないようにしながら、ピアスを守るためにできることもあわせてご紹介します。