宝石が彩るジュエリーの世界:宝石のカット

最終更新: 2026-02-20

blog jewelry cuts

カットで変わる、見た目と着け心地

宝石のカットは、ボディジュエリーの見た目だけでなく、機能性にも大きく影響します。カットを間違えると、日常生活に支障をきたす可能性があります。逆に、目的に合ったカットなら、美しさと快適さの両方が叶います。カットが装着感に与える影響を知っておくことで、自分のピアスホールやライフスタイルに合う宝石を選びやすくなります。

カットとシェイプ(形)の違い

カットとは、宝石のファセット(面)の配置と比率のことです。面の角度や配置によって、光の通り方や反射の仕方が変わります。

一方、シェイプは宝石の輪郭そのものを指します。ラウンドオーバルマーキーズペアなどの外形です。

am brilliant gen diatl 5
am oval cabochon gen ov purple copper tuc 1
am marquise marqdia 1
am pear ta 1

カットとシェイプはどちらも、光の反射やジュエリーとの相性を左右します。ボディジュエリーでは、見た目と機能性がどちらも同じくらい重要です。どれほど美しいカットでも、日常で使いにくい形なら意味がありません。

ボディジュエリーで起きる「高さ」の問題

宝石を選ぶときは、直径だけでなく高さも重要です。多くのファセットを持つブリリアントカット(一般的なダイヤモンドカット)は華やかですが、その分、深さが出やすいのが特徴です。

石の下側にあるパビリオン(尖った底の部分)は、石の最大幅よりも下に深く伸びます。

blog jewelry gemstone cuts brilliant edited

ブリリアントカットはサイズが大きくなるほど高さも増し、ボディジュエリーでは扱いにくくなることがあります。たとえばアイレットやプラグでは、先端が裏側に飛び出し、肌に当たって痛みや違和感の原因になることがあります。

指輪やネックレスでは問題なく使える石でも、バーベルや小さな耳のジュエリーでは不向きな場合があります。高さと直径の比率は、その石が自分の用途に合うかどうかを判断する大切な目安です。

ボディジュエリーでよく使われるカット

Bezel Navel Curve Base

カボションカットは、ファセットがなく、なめらかに丸みを帯びた形です。高さを抑えやすく、ボディジュエリーでも選びやすいカットです。

Tiffany Ends

ブリリアントカットは、精密なファセット配置で輝きを最大化しますが、深さが出やすいのが特徴です。ボディジュエリーでは、高さが許容範囲に収まる小さめサイズが向いています。

Princess Cut Prong Set Gem

プリンセスカットは、四角い輪郭と尖った角が特徴で、深さも出やすいカットです。モダンな印象で人気ですが、角を守れるセッティングが安心です。

Pear Ends

ペアカットは、片側が丸く、片側が尖ったしずく型です。縦長のシルエットが特徴で、ジュエリーのデザインによっては相性がよいこともあります。深さは石によって異なります。

Marquise Fan Ends Style 1

マーキーズカットは、両端が尖った細長いオーバルの形です。長さを出しつつ、同じカラットのラウンドブリリアントより高さを抑えやすい傾向があります。

Flat Bottom Gem Ends

フラットディスク/ファセットディスクは、高さを最小限にしながら装着しやすさを重視できる形です。わずかな出っ張りでもトラブルになりやすい部位に向いています。

光の見え方とカット品質

ファセットの配置によって、宝石の輝きや光の反射が変わります。優れたカットは、美しさを最大限引き出しつつ、実用性のあるバランスを保っています。

一方で、カットの質が低いと、光が反射せずに抜けてしまい、上から見ると透けて見える部分が出ることがあります。

ボディジュエリーでは、最大限の輝きよりも、バランスのとれた比率が重要です。輝きが控えめでも快適に装着できる石のほうが、結果的に満足度は高くなります。

サイズと装着部位の考え方

ノストリルやヘリックスなど小さな部位には、服や髪に引っかかりにくい低めの形が向いています。

プラグや大きめのラブレットなど、サイズのあるジュエリーなら高さのある石も使えますが、アイレットでの注意点は変わりません。

カットの深さを選ぶときは、自分の体の特徴や日常の動作も考慮してみてください。部位によって、高さへの許容度は変わります。

blog gemstone cuts2
blog gemstone cuts

賢い選び方のポイント

カットは、ジュエリーのタイプと装着部位に合わせて選びましょう。見た目だけでなく、機能性も考慮することが大切です。

ボディジュエリーでは、「大きい=良い」とは限りません。小さくてもバランスの整った宝石のほうが、大きくて実用性に欠けるものより快適に使えます。

ボディジュエリー専用の比率で宝石を調達しているメーカーを選ぶことも、満足度の高い選択につながります。

MAYのこだわり

MAYでは、ボディジュエリーに適したバランスを理解しているメーカーとパートナーシップを結んでいます。パートナーは、最大限の輝きだけを追求するのではなく、日常で快適に装着できる高さと直径のバランスを重視して石を選定しています。この専門性こそが、一般的なファインジュエリー向けの宝石とは一線を画す、ボディジュエリーならではの宝石選びを実現しています。

カルロッタエンド
クイーンエンド2
トリリオンエンド

次回は、宝石を固定するセッティング(留め方)について。日常使いに耐えながら美しさも保つためのポイントを解説します。