フォワードヘリックス:耳の付け根の軟骨ピアス
最終更新: 2026-10-09

フォワードヘリックスは、耳の上部から顔側に向かって、くるっと巻き込むように続く軟骨部分に開けるピアスです。正面から見ると、顔に近いところでジュエリーが映えるのが特徴です。一般的なヘリックスも同じ耳の縁にありますが、位置はもう少し後ろ側です。

定番のインダストリアルでは、2つのピアスホールのうち片方をこの位置に開け、2か所を1本のバーベルでつなぎます。このスタイルをインダストリアルと名づけ、1990年代初頭に広めたのが、ピアッサーのエリック・ダコタです。
フォワードヘリックスは、1つだけで見せても、2つ、3つと並べても楽しめます。耳全体をキャンバスに見立てたコーディネートが広まると、フォワードヘリックスも独立した部位として定着していきました。
開ける際に気をつけること
フォワードヘリックスは小さな軟骨部分なので、耳の形によってはピアスを開けるのに十分なスペースがない場合があります。ピアッサーは、耳の縁が十分に立ち上がっていて、ジュエリーが顔側に当たったり、裏側のパーツがほかの部分に食い込んだりせず、きれいに収まるかを確認します。
2つ、3つと並べたいなら、最初の1つを開ける前に全体の並びを考えておきましょう。無理なく並べられる数やエンドパーツの大きさは、使えるスペースによって決まります。髪や眼鏡が触れやすく、寝る向きによっても当たりやすい場所なので、普段使いには出っ張りの少ないスタッドが定番です。

清潔に保つためにも、耳の形に合ったホール数にすることが大切です。1つにするか複数にするかは、プロのピアッサーに見極めてもらうといいでしょう。
ジュエリーの選び方
フォワードヘリックスには、フラットバックラブレットが定番です。軟骨を通るポストの後ろには、耳の内側にぴったり収まる平らなディスクがあり、反対側のエンドパーツが正面を向きます。スペースが限られているため、エンドパーツは小さめを選ぶのがポイントです。ジェムやシンプルなディスク、小ぶりのモチーフなら、複数並べてもすっきり収まります。

耳の形によっては、小さなリングも着けられます。ただし、外側のヘリックスに比べるとカーブが浅く、頭との隙間も狭いため、リングはあまり一般的ではありません。軽さを重視するならチタン、温かみのある色合いを楽しむならゴールドがよく合います。

フォワードヘリックスに合うジュエリーを探すなら、MYMAYのラブレットやトラガス・コンク・ヘリックス向けのジュエリーもチェックしてみてください。
前回の記事では、耳の外側の縁に開けるヘリックスをご紹介しました。次回は、耳の縁の内側にある平らな部位、フラットを取り上げます。大きめのスタッドも映える場所です。
MYMAYではピアッシング自体は行っていません。施術については、必ずプロのピアッサーに相談してください。私たちが扱うのは、本来の用途で使うことを前提に、安心して長く身につけられるジュエリーです。実績のあるメーカーとしか取引せず、メッキやコーティングのジュエリーは扱いません。
ピアスは人それぞれです。何ができるかは体のつくりによって変わるので、これはあくまで一般的な話として読んでください。自分の場合はどうなのか迷ったら、プロのピアッサーに直接相談してください。
記事内の写真は許可を得て掲載しています。キャプションで紹介しているピアッサーやショップの多くは、MYMAYと同じブランドを扱っています。自分に合うジュエリーを探すときにも、ぜひ相談してみてください。