ボディピアスのバリエーション:チェーン、チャーム、ダングル
動きとスタイルを演出する装飾パーツ
チェーンとチャームは、ジャンプリング(丸カン)でジュエリーに取り付ける装飾パーツです。チェーンは通常両端にジャンプリングが付き、チャームは1つのジャンプリングで取り付けます。多くのデザインでは16Gのリングやバーベルに通るサイズのジャンプリングを使っているため、標準的なジュエリーと組み合わせやすくなっています。
ダングルは単体で完成する「揺れるエンド」で、ピアスホールに動きと個性を加えます。それぞれの役割を理解すると、手持ちのジュエリーを自分らしくコーディネートしやすくなります。
チェーン・チャーム・ダングルの役割
チェーンとチャームは、ジャンプリング(丸カン)でお手元のジュエリーに取り付けるパーツです。ベースを替えずに、動きやきらめき、デザインのポイントを足せます。チェーンは2点をつないで一体感のある見た目を作り、チャームはワンポイントの飾りとして加えられます。
ダングルは単体で完成する「揺れるエンド」です。エンドそのものにドロップ感や揺れがあり、チェーンのようにジュエリー同士をつなぐものではありません。
揺れのあるデザインは服や髪に引っかかりやすいため、ピアスホールが完全に治癒してから楽しむのがおすすめです。
チェーンパーツ
チェーンは、複数のピアスをつないだり、1つのジュエリーに長さを足したりして、耳まわりなどに一体感のある見た目を作れるパーツです。品質の良いチェーンは、日常の着用で切れにくいように、小さくしっかりした鎖で作られています。ヘリックスのピアスを起点に耳のほかのピアスへつなぐと、上耳にラインが通ったような一体感が生まれ、コーディネートの幅が広がります。
長さと付ける位置は慎重に選びましょう。長すぎると服や髪に引っかかりやすく、短すぎると狙った雰囲気になりません。仕上げが粗いチェーンは角が肌を刺激する原因になります。ジャンプリングも、不意に外れないようしっかり閉じられている必要があります。
ダングルエンド
ダングルは揺れるモチーフや宝石が付いたエンドパーツで、動きと個性を加えられます。チェーンと違い、単体で完成するエンドとして使うもので、ジュエリー同士をつなぐ用途ではありません。揺れがある分シンプルなエンドより目を引き、エンドを替えるだけで全体の印象が変わります。
ロブや垂れるスペースのあるヘリックスなど、揺れがきれいに映える配置に向いています。ピアスホールが完全に治癒してから追加するのがおすすめです。髪や服に引っかかりにくい長さとサイズを選び、肌に当たる部分の仕上げがなめらかなものを選ぶと快適に着けられます。
チャームパーツ
チャームは、ジャンプリングでリングやバーベルに取り付ける装飾パーツです。デザインや宝石、モチーフを追加して、ジュエリーをより自分らしく楽しめます。品質の良いチャームは、不意に外れて紛失しないよう、取り付け部分がしっかり設計されています。
チャームのジャンプリングには、正面向き(フロント)と横向き(サイド)の2タイプがあります。これにより、チャームの向きをコントロールしやすくなり、装飾を見せたい方向に合わせられるのが利点です。
意味のあるモチーフや好きな宝石カラーを選べば、手持ちのジュエリーをさらにパーソナルな印象に仕上げられます。
サイズと重さも重要です。大きく重いチャームはジュエリーを引っ張るため、部位によっては刺激や違和感につながることがあります。角や尖りが肌に当たらないよう丁寧に仕上げられていること、そして取り付け部が長期使用に耐える強度であることが大切です。
選ぶときのポイント
チェーン、チャーム、ダングルを選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- ジャンプリングが16Gのバーベルに対応していること
- 揺れがあるため、固定ジュエリーより服や髪に引っかかりやすいこと
- 完全に治癒したピアスホール向けであること(治癒中は動きが刺激になります)
- しっかりした作りのものは、破損や外れを防げること
- サイズと重さで、着け心地や収まり方が変わること
よくあるトラブルは2つあります。1つは、重すぎて引っ張られ、刺激や違和感につながるケース。もう1つは、接続部がしっかり固定されておらず、紛失につながるケースです。
揺れや日常の摩耗で接続がゆるむこともあるので、定期的に確認しましょう。
チェーン、チャーム、ダングルを追加する前は、ピアスホールが完全に治癒していることを確認し、ジャンプリングがしっかり仕上げられた品質の良いものを選びましょう。
MAYのこだわり
MAYでは、チェーン・チャーム・ダングルに求められる細かな要件を理解しているメーカーと提携しています。アナトメタルとネオメタルのパートナーは、チェーンやループ、装飾要素の仕上げも丁寧に行っています。
MAYがこれらのパーツを取り扱う理由は、ベースのジュエリーを買い替えなくても、手持ちのアイテムを自分らしくアレンジできるからです。
私たちは、パーツの耐久性をテストし、ジャンプリングがきちんと仕上げられ、しっかり固定されていることを重視するメーカーをサポートしています。このこだわりで、揺れやきらめきを楽しみながらも、ピアスホールの健康を損なわず、安心してジュエリーコレクションをアップデートできる状態を目指しています。
次回は、ボディジュエリーの「長さ」と「直径」の測り方を紹介します。適切なサイズを選ぶことで、着け心地と治癒にどう影響するかを解説します。











