サイズ選びの基本:ライズ(高さ)

最終更新: 2026-01-30

Surface Top

ライズ:サーフェイスジュエリー専用の測定値

ボディピアスのサイズについてシリーズでお伝えしてきましたが、最終章となる今回は「ライズ (rise)」について解説します。ライズはサーフェイスバーベルとサーフェイスアンカーに特化した測定値です。MYMAYではこれらの専門アイテムは取り扱っていませんが、ライズまで理解できると、サイジングの全体像がよりクリアになります。

ライズとは

ライズは、サーフェイスバーベルやサーフェイスアンカーの垂直ポスト(縦軸)の長さを指します。皮膚表面に対して垂直に組織を通る部分で、ライズの高さによって、エンドパーツが皮膚からどの程度浮き上がるかが決まります。

Surface Barbell

サーフェイスバーベルは両端に1本ずつ、合計2本のライズがあり、高さが選べます。

Surface Ancour

一方、サーフェイスアンカーは装飾エンドの下に1本のライズを持つ構造です。

サーフェイスバーベル

サーフェイスバーベルは、ホチキスの針のような形状です。2本の垂直ポスト(ライズ)を、円柱または平たいバーがつないでいて、このバーが皮膚の下で平行に位置します。

Flat Surface Barbell Shafts

ライズは、装着する部位の組織の厚みと合っている必要があります。たとえば、うなじと胸・腰では組織の厚みが違うため、必要なライズも変わります。同じ部位でも個人差は大きいので、目安だけで決めるのは難しいところです。

サーフェイスアンカー

サーフェイスアンカーは、皮膚に埋め込まれる垂直ポストが1本あり、先端にエンドパーツがセットされます。アンカーのベース(「フット」ともいいます)は、ピアッサーが作った皮下ポケットに平らに収まります。

Anatometal Surface Ancour
Anatometal Surface Ancour
Anatometal Surface Ancour

このライズの高さによって、エンドパーツが皮膚表面からどの程度浮き上がるかが決まります。

Anatometal Surface Ancour

適切なライズ選びは、治癒と長期的な安定性の両方に影響します。ライズが合わないと圧迫感が生じ、排除(リジェクション)や移動(マイグレーション)を引き起こす可能性があります。

オンラインで扱わない理由

サーフェイスバーベルとサーフェイスアンカーには、プロフェッショナルによる判断と装着が欠かせません。ライズのサイズは、身体構造や組織の厚み、装着位置を実際に見て判断したうえで、ピアッサーが決める必要があります。ご自身で測れるものではありません。

また、装着後のメンテナンスも簡単ではありません。サーフェイスジュエリーは気軽に交換できず、エンドパーツを変えるだけでも専用工具や技術が必要になることがあります。こうした背景から、オンラインでの購入は推奨していません。

さらに、サーフェイスピアスは通常のピアスと比べて排除率が高い傾向にあります。ライズの高さを含めた適切なジュエリー選びが、長期的に安定した装着感を大きく左右します。身体構造を見極め、現実的な見通しを一緒に考えてくれるピアッサーと対面で相談することが大切です。

Anatometal Surface Bar
Anatometal Surface Bar

MAYのこだわり

MYMAYがオンラインストアでサーフェイスバーベルやサーフェイスアンカーを扱わないのは、サイズ選びから装着まで、ピアッサーの判断が欠かせないジャンルだからです。ライズも写真や数値だけで決めるのは難しく、組織の厚みや当たり方を実際に確認して初めて、適切なサイズが見えてきます。

ライズの高さが合っていないと、装着中に圧迫感が出たり、局所的に負担がかかったりしやすくなります。移動や排除、組織へのダメージにつながる可能性もあります。

サーフェイスピアスに興味がある方は、まずプロのピアッサーに相談してみてください。身体の状態や配置を見たうえで、無理のないサイズ感や、適したジュエリーの選び方まで一緒に考えてもらえます。サーフェイスジュエリーは特に、プロの判断が安心につながります。


これでサイズに関するシリーズはひと区切りです。

次回からは、ボディジュエリーの「ジェムストーン」をテーマにした新シリーズがスタートします。留め方の違いや、ピアスに向いているジェムの選び方を、わかりやすく整理していきます。