サイズ選びの基本:装着軸(有効軸)
最終更新: 2026-01-23

プラグやアイレットの着け心地を左右するサイズ
ジュエリー選びではゲージばかりが注目されがちですが、着け心地を左右するもうひとつの重要な寸法が「装着軸(有効軸)」です。これは、拡張したピアスホールの中で実際にジュエリーが触れている部分の長さを指します。装着軸が合っていると心地よく収まりますが、合っていないと挟まれるような感覚や不快感が生じます。フレアの形状によって標準的な装着軸は異なるため、この違いを理解しておくと、自分の体に合うジュエリーを選びやすくなります。
「装着軸(有効軸)」とは
装着軸とは、プラグやアイレットのうち、ピアスホール内に収まって組織に触れる部分の長さです。フレアや装飾面は含まず、片側フレアやストレートの場合はオーリングが当たる部分も含みません。
ダブルフレアでは、両端のフレアの間が装着軸になります。シングルフレアやノーフレア(ストレート)では、フレア(または端)から肌に当たるオーリング溝までの長さが装着軸です。
この寸法が重要なのは、耳たぶ(ロブ)の厚みが人によって違うからです。薄い耳たぶには短めの装着軸が合いやすく、厚みがある場合はそれに応じた長さが必要になります。装着軸が合わないと、圧迫感や違和感が出たり、両側にはみ出して見た目が不自然になったりします。
ダブルフレア:装着軸は短め
拡張した耳たぶは比較的薄いことが多く、短めの装着軸でも快適に収まります。ダブルフレアは追加の留め具なしで安定しますが、挿入時には両方のフレアをホールに通す必要があるため、装着軸よりわずかに大きめのホールサイズが必要です。

装着軸の長さはゲージが大きくなるほど長くなります。サイズが大きいほど、装着軸も比例して伸びていきます。
シングルフレア:装着軸は長め
組織が厚い場合、この長めの装着軸がちょうどよく感じられることがあります。また、片側だけをホールに通せばよいので、挿入しやすいと感じる人も多いスタイルです。

シングルフレアには「溝付き」タイプもあります。溝があることでオーリングがはまり込み、ジュエリー上を動きにくくなるため、より安定します。
溝がないタイプもあり、その場合はオーリングが動きやすく、フィット感や部位によっては安定しにくく感じることがあります。
溝付きは金属製のアイレットやプラグでよく見られ、ゴリラグラスなどのガラスメーカーでも採用されています。
ノーフレア(ストレート):装着軸の幅が広い

ノーフレアのプラグ(ストレートプラグ)は、フレアがなく円柱状です。両端をオーリングで固定するため、基本的に全長がそのまま装着軸になります。
両端にオーリング溝が必要なため、ダブルフレアより長めになりやすい一方で、同じゲージでも装着軸のバリエーションが豊富な傾向があります。ミニマルな見た目で、組織の厚みに合わせて調整しやすいのも特徴です。同じゲージで複数の装着軸を用意しているメーカーも多くあります。
自分に合う装着軸を選ぶ


耳たぶの厚みによって、合う装着軸の長さは変わります。きつく感じたり圧迫感がある場合は、装着軸が短すぎる可能性があります。逆に、両側に大きく飛び出したり、ゆるく感じたりする場合は、装着軸が長すぎるかもしれません。
プラグやアイレットは手作業で作られることが多いため、同じスタイルやサイズでも装着軸にわずかな差が出るのは自然なことです。標準外の長さが必要な場合でも、品質の高いメーカーなら装着軸の指定に対応してくれることがあります。
選ぶときに意識したいポイント
プラグやアイレットを選ぶ際は、次の点を目安にしてみてください。

- 自分の耳たぶの厚みを把握する: 厚みがあるほど、長めの装着軸が必要になります
- フレアの形状を目的に合わせる: ダブルフレアは安定しやすく、シングルフレアは挿入しやすい傾向があります
- 手作業による個体差を前提にする: 高品質なガラスやストーンでは、寸法にわずかなばらつきが生じることがあります
装着軸を理解しておくと、圧迫感や不自然な飛び出しを避けやすくなり、拡張ジュエリーをより快適に楽しめます。
MAYのこだわり
MAYでは、ゴリラグラスやアナトメタルなど、ゲージと同じくらい装着軸を重視している信頼できるメーカーと協業しています。これらのパートナーは、さまざまなゲージに対して複数の装着軸オプションを用意しているため、体の厚みに合うプラグやアイレットを選びやすくなります。各メーカーが製品ラインごとに装着軸の仕様を明確に示しているので、耳たぶの厚みとゲージサイズの両方を考慮してフィットを選べるのも利点です。
また、MAYでは寸法が安定していて、装着軸のカスタムリクエストにも対応できるメーカーのジュエリーを取り扱っています。薄い組織で短めの装着軸が必要な場合も、厚みがあって長めの装着軸が必要な場合も、耳たぶにきちんと合うジュエリーを見つけやすいラインナップを揃えています。
来週は、特定の部位でフィットに影響する「ライズ(高さ)」を取り上げます。部位によって必要になる、少し専門的な寸法について解説します。





