妊娠中のボディピアス:ナベル・ニップルピアス

最終更新: 2026-09-25

妊娠中のボディピアス
ナベル・ニップルピアス

妊娠すると、お腹や胸まわりは少しずつ変わっていきます。なかでも、その影響を受けやすいのが、ナベルピアス(へそピアス)とニップルピアス(乳首ピアス)です。今のジュエリーをこのまま着けていていいのか、外すならいつがいいのか、外している間にピアスホールが閉じないか。妊娠中から授乳期まで、体の変化に合わせてジュエリーとどう付き合えばいいのかを見ていきましょう。

着け続けるかは、状態を見ながら

妊娠したからといって、治癒したナベルピアスをすぐに外す必要はありません。プロフェッショナル・ピアッサーズ協会(APP)によると、すでに治癒していれば、妊娠中もそのまま着けていてかまいません。出産まで着け続ける人もいますし、妊娠を理由に特別なケアをする必要もありません。

もちろん、無理に着け続ける必要はありません。体が変わるにつれて、ジュエリーの収まり方やピアスホールの状態も変わります。そのときの様子を見ながらピアッサーと相談し、医療に関わることは医療従事者に確認しましょう。

外すと決めたときに気になるのが、ピアスホールが閉じないかどうかです。これは人によって違い、治癒して何年もたっているホールでも、外している間に閉じることがあります。

一方、まだ治癒していないピアスは外し、まずは治すことを優先しましょう。ホルモンの変化が大きい妊娠中に、治りかけのピアスまで管理し続けて体に負担をかける必要はありません。

ジュエリーのフィット感や授乳、これからも管理を続けるかどうかに迷うなら、いったん外しておくのもひとつの方法です。妊娠中から授乳が終わるまでは着けずに過ごし、落ち着いてから改めて考えても遅くありません。ピアスは、妊娠や授乳が終わってからでも楽しめます。

お腹の変化に合わせたジュエリー選び

妊娠中、とくにジュエリーの収まり方が変わりやすいのがナベルです。お腹が大きくなるにつれて皮膚が伸び、ジュエリーを支えていたひだも平らになったり、位置がずれたりします。そのため、妊娠初期にちょうどよかったバーが、数か月後には合わなくなることもあります。

そんなときに選ばれるのが、長めのカーブバーベルや、PTFE(ポリテトラフルオロエチレンというフッ素樹脂)などで作られた柔軟なバーです。長さに余裕があり、しなやかに曲がるものなら、おへその形が変わってもジュエリーがついていきやすくなります。

いったん外したジュエリーが自分では戻せなくなったときも、まずはピアッサーに相談しましょう。インサーションテーパー(ジュエリーを通すための補助器具)を使って、通し直せることがあります。それが難しくても、開け直せることは少なくありません。

またAPPによると、妊娠前にはおへそまわりの組織や皮膚の柔らかさが足りず、ナベルピアスに向かなかった人でも、出産後には開けられるようになる場合があります。

ニップルは授乳のたびに外す

ニップルピアスをしている場合は、授乳のたびにジュエリーを外しましょう。バーやリングを着けたまま授乳するのは安全ではありません。

ここは、相談先を分けて考えるとわかりやすいです。授乳のたびに着け外しをしてもピアスホールを保てるかは、ピアッサーに相談してください。ニップルピアスが授乳に影響するかは、医療従事者や授乳支援の専門家に確認しましょう。どちらにも、すべての人に当てはまる答えはありません。

妊娠用という名前だけで選ばない

妊娠用という言葉がついていても、それだけで安心とはいえません。APPは、こうした商品の多くがピアスに適した安全な素材で作られておらず、素材の基準も十分ではないと指摘しています。名前だけで決めず、実際に何で作られているかを確認しましょう。

必要なのは、特別な名前のついたジュエリーではありません。普段のピアスにも使える安全な素材で作られた、柔軟なバーや長めのカーブバーベルで十分です。ピアッサーにサイズを合わせてもらったシンプルなPTFE製のバーなら、お腹の変化にも対応しやすくなります。

相談は体が大きく変わる前に

ピアッサーへの相談は、体の変化が大きくなる前にしておくと安心です。ナベルピアスは、ジュエリーがまだきれいに収まっているうちのほうが、長さや柔軟性を調整しやすくなります。相談するときは、今使っているジュエリーも持っていきましょう。

ニップルピアスについては、普段どんなジュエリーを着けるか、授乳のたびにどう着け外しするか、外したままにしたときにピアスホールがどうなるかを確認しておきましょう。

ナベルもニップルも服の下に着けるピアスなので、エンドパーツは表面がなめらかで、細部まで丁寧に仕上げられたものを選びましょう。長く垂れ下がるデザインは、服に引っかかるなど日常生活で扱いにくくなります。衛生管理も欠かせません。ジュエリーのサイズや着け外しはピアッサーに、医療に関わることは医療従事者に相談してください。

妊娠中は、今の体に無理なく合うものを選びましょう。華やかなデザインは、妊娠や授乳が落ち着いてから、またゆっくり楽しめます。


MYMAYではピアッシング自体は行っていません。施術については、必ずプロのピアッサーに相談してください。私たちが扱うのは、本来の用途で使うことを前提に、安心して長く身につけられるジュエリーです。実績のあるメーカーとしか取引せず、メッキやコーティングのジュエリーは扱いません。

ピアスは人それぞれです。何ができるかは体のつくりによって変わるので、これはあくまで一般的な話として読んでください。自分の場合はどうなのか迷ったら、プロのピアッサーに直接相談してください。

記事内の写真は許可を得て掲載しています。キャプションで紹介しているピアッサーやショップの多くは、MYMAYと同じブランドを扱っています。自分に合うジュエリーを探すときにも、ぜひ相談してみてください。