マルチ&インバースナベルピアス
最終更新: 2026-09-11

ナベルピアスの印象は、開ける位置で大きく変わります。定番はおへその上ですが、下の縁に開ける「インバースナベル」なら、見た目のバランスもぐっと変わります。その部分にピアスを支えられるだけのひだがあれば、エンドパーツがくぼみの下にきれいに収まります。さらに上やサイドにもピアスを加えた、複数のナベルピアスを「マルチナベルピアス」と呼びます。おへその形を生かしたコーディネートを楽しめるのも、マルチナベルならではです。
インバースやマルチナベルは、古くから伝わるものではなく、現代のピアッシングスタジオで生まれたスタイルです。一般的なナベルピアスが記録に登場するのは1970年代ですが、今のように位置や組み合わせを楽しむスタイルが広がったのは、それよりも後です。ピアッサーの技術が進み、選べるジュエリーの形やサイズが増えたことで、ナベルピアスの楽しみ方も広がっていきました。

開ける場所について
インバースができるかどうかは、おへその下にしっかりとしたひだがあるかで決まります。ひだが浅かったり、ピアスを支えられるだけの組織がなかったりすると、開けたい気持ちはあっても難しい場合があります。サイドに開ける場合も、基準になるのはおへその形です。左右は必ずしも同じ形ではないので、見た目を対称に整えるために、あえて位置を少し変えることもあります。

マルチナベルの配置は、立っているときの見た目だけでは決められません。座ったり、前かがみになったり、体をひねったりすると、おへその形も変わるからです。立っているときには十分に間隔があっても、動いたときにジュエリー同士が近づくことがあります。シンプルなバーなら余裕があっても、大きなジェムに替えると窮屈になることもあります。
マルチナベルを考えているなら、最初の1つを開ける前に、完成したときのイメージをピアッサーと共有しておきましょう。すぐに全部を開ける予定がなくても、先の配置まで考えておけば、次のピアスのための位置や余白を残せます。あとから空いた場所に無理に足すより、全体がきれいにまとまります。衛生管理は欠かせません。施術方法や使う道具は、おへその形や状態に合わせてプロのピアッサーが判断します。

全体をすっきり見せるジュエリー選び
マルチナベルをきれいに見せるコツは、それぞれのジュエリーに役割を与えることです。存在感のあるエンドパーツを1つ主役にし、ほかは控えめにすると、全体に自然なメリハリが生まれます。素材や色、ジェムの雰囲気をそろえれば、デザインが違ってもまとまりが出ます。あえて違うテイストを組み合わせるなら、どこか一つに共通点をつくると、全体が自然になじみます。

エンドパーツの大きさは、ピアス同士の間隔に合わせて選びます。位置が近いなら、パーツ同士が触れないよう、小さめを選ぶことも大切です。インバースを上のピアスと同じデザインやサイズにそろえる必要はありません。それぞれの位置に合う大きさや存在感を選ぶほうが、おへそ全体はきれいにまとまります。
MYMAYでは、定番のナベルピアスにもインバースにも合わせやすいカーブバーベルを取り揃えています。カーブバーのラインナップと、ナベルジュエリーページをご覧ください。
定番のナベルピアスの位置や歴史については、別記事の『ナベルピアス:実は新しい、現代生まれのスタイル』で紹介しています。次回は、ほかのバリエーションもまとめて紹介します。
MYMAYではピアッシング自体は行っていません。施術については、必ずプロのピアッサーに相談してください。私たちが扱うのは、本来の用途で使うことを前提に、安心して長く身につけられるジュエリーです。実績のあるメーカーとしか取引せず、メッキやコーティングのジュエリーは扱いません。
ピアスは人それぞれです。何ができるかは体のつくりによって変わるので、これはあくまで一般的な話として読んでください。自分の場合はどうなのか迷ったら、プロのピアッサーに直接相談してください。
記事内の写真は許可を得て掲載しています。キャプションで紹介しているピアッサーやショップの多くは、MYMAYと同じブランドを扱っています。自分に合うジュエリーを探すときにも、ぜひ相談してみてください。ださい。


