トランスバースロブピアス:新しい形のロブピアス

最終更新: 2026-08-28

トランスバースロブ ピアッシング
着用イメージ

耳たぶのピアスといえば、前から後ろへまっすぐ通すロブピアスが定番です。そのおなじみのスタイルを横向きにしたのが、トランスバースイヤーロブピアスです。バーベルは耳たぶの一方の端から入り、もう一方の端へ抜けるため、エンドパーツ(装飾エンド)は耳たぶの別々の端に見えます。通常のロブピアスとはひと目で違いがわかる、目を引く仕上がりです。

このピアススタイルの由来

トランスバースロブ(トランスバースイヤーロブ)は、伝統的なスタイルではなく、比較的新しい時代に生まれたピアスです。考案者としてよく名前が挙がるのは、ボディモディフィケーションのアーカイブサイトBMEを創設したシャノン・ラレット氏。20世紀後半、現代ピアスに新しいスタイルが次々と生まれた流れの中で登場したひとつとされています。ただし、その由来は正式に記録されたものではなく、ピアスコミュニティの間で語り継がれてきた話が中心です。詳しい経緯まではわかっていませんが、現代のピアス文化から生まれたスタイルとして知られています。

通常のロブピアスとの違い

通常のロブピアスは、耳たぶの前から後ろへまっすぐ通る短いピアスホールです。それに対して、トランスバースイヤーロブではピアスホールが耳たぶの端から端まで横に伸びます。この長さが独特の見た目を生み、エンドパーツが1か所ではなく2か所に見えるのが特徴です。通る距離は長いものの、耳たぶはやわらかい脂肪組織でできているため、痛みは通常のロブピアスと同じくらい軽めです。

トランスバースロブ ピアッシング
トランスバースロブ

耳たぶとの相性を見極める

向き不向きを大きく左右するのが、耳たぶの形です。厚みのあるふっくらとした耳たぶはバーベルを安定して通しやすいため、ピアッサーもそうした耳たぶの人にすすめることが多いです。実際にきれいに収まるかどうかは、プロのピアッサーに耳たぶの状態を見てもらったうえで判断しましょう。

誰に施術を任せるかも大切です。トランスバースイヤーロブは専門性が高く、すべてのピアッサーが日常的に手がけているわけではありません。経験の差が仕上がりにも表れやすいので、これまでに手がけたトランスバースイヤーロブの完治後の写真を見せてもらうと安心です。そのうえで、自分の耳たぶに適しているかを現実的に見極めましょう。

アイレットを使ったバリエーション

拡張ロブには、さらに個性的なアレンジもあります。使うのは、バーベル用の穴をプラスしたカスタムアイレット「トランスバースアイレット」です。拡張したホールにこのアイレットを着け、カスタムした穴にバーベルを通します。すると、アイレットの中をバーベルが横向きに通り、拡張ロブとトランスバースピアスを組み合わせた独特の見た目になります。

このアレンジは、通常のトランスバースイヤーロブ以上に耳の状態に大きく左右されます。実現するには、拡張ホールが完治して安定していることに加え、その周囲にバーベルの通り道を安全に支えられるだけの組織が必要です。また、耳に合わせて正確な寸法でつくられたオーダーメイドジュエリーも欠かせません。条件は一人ひとり異なるため、判断はまさにケースバイケース。焦ったり無理に進めたりせず、拡張ロブとトランスバースピアスの両方を熟知したプロのピアッサーに相談し、自分の耳に合うかどうかを判断してもらいましょう。

トランスバースイヤーロブに似合うジュエリー

トランスバースイヤーロブには、ストレートまたはゆるやかにカーブしたバーベルを合わせます。バーベルが横向きのホールに沿って収まり、両端のエンドパーツが見えるのがこのピアスならでは。きれいに見せるには、バーベルの長さも大切です。耳たぶに合うものを選べば、耳たぶに沿ってすっきりと収まります。チタンならシャープで洗練された印象に、ゴールドならやわらかく温かみのある雰囲気に。色を効かせて、2つのエンドパーツを主役にするのも素敵です。

このピアスに合うバーベルを探すなら、まずはMYMAYのストレートバーカーブバー、そしてチタンジュエリーのコレクションをチェックしてみてください。

耳たぶをめぐる今回のシリーズも、ここでひと区切りです。古くから親しまれてきたロブピアスから、重ね付けや拡張ロブ、そして今回のトランスバースイヤーロブまで。耳たぶという小さな部位にも、これだけ幅広い楽しみ方があります。


MYMAYではピアッシング自体は行っていません。施術については、必ずプロのピアッサーに相談してください。私たちが扱うのは、体に安全で長く使えるジュエリーです。実績のあるメーカーとしか取引せず、メッキやコーティングのジュエリーは扱いません。

ピアスは人それぞれです。何ができるかは体のつくりによって変わるので、これはあくまで一般的な話として読んでください。自分のピアスについて迷ったら、プロのピアッサーに直接相談を。

記事内の写真は許可を得て掲載しています。キャプションで紹介しているピアッサーやショップの多くは、MYMAYと同じブランドを扱っています。自分に合うジュエリーを探すときにも、ぜひ相談してみてください。