サイズ選びの基本:ゲージ

太さで変わるつけ心地
ゲージ(太さ)は、ジュエリーの存在感だけでなく、つけ心地や耐久性にも関わる大切な要素です。ゲージの仕組みを理解しておけば、自分のピアスホールに合う太さを選びやすくなり、ボディジュエリーでよく使われるサイズ表記にも迷いにくくなります。
「ゲージ」が指すもの

ゲージとは、ジュエリーのワイヤーやバーの太さ(直径)のことです。数字が大きいほど細く、数字が小さいほど太くなります。この逆の関係は最初は混乱しやすいのですが、「20Gは14Gより細い」と覚えると、他のサイズも理解しやすくなります。
この規格は、もともとワイヤー製造の工程に由来しています。細いワイヤーほど多くの工程を経て引き伸ばされるため、数字が大きくなる仕組みです。ボディジュエリーでも、この考え方が標準として採用されました。
アメリカンワイヤゲージ(AWG)規格
アメリカで製造されるジュエリーの多くは、American Wire Gauge(AWG)という規格を使用しています(Brown & Sharpe ゲージとも呼ばれます)。ピアッシングでよく使われるゲージは、鼻などの繊細な部位向けの20Gから、しっかりとした12Gや10Gまでが中心です。耳たぶは18Gや16Gが一般的で、ナベル(へそ)や軟骨のピアスでは14Gがよく選ばれます。


どのゲージが合うかは、部位や体のつくりによって変わります。太めのゲージは安定しやすく、位置ずれや移動を起こしにくい一方で、細めのゲージはさりげない見た目にしたいときに選ばれやすい傾向があります。
ゲージとmmの換算表
ゲージとミリメートル(mm)の関係は比例していないため、換算表があると便利です。よく使われるサイズは以下のとおりです。
| ゲージ | ミリ(mm) |
|---|---|
| 20G | 0.8mm |
| 18G | 1.0mm |
| 16G | 1.3mm |
| 14G | 1.6mm |
| 12G | 2.0mm |
| 10G | 2.6mm |
| 8G | 3.2mm |
| 6G | 4.0mm |
| 4G | 5.0mm |
| 2G | 6.5mm |
| 0G | 8.2mm |
| 00G | 9.5mm |
| 000G | 10.5mm |
| 0000G | 11.7mm |
海外メーカーの商品など、mm表記で示されている場合にも役立ちます。手元に置いておくと、サイズ選びがスムーズになります。
ミリ表記とゲージ表記の違い
イギリスやヨーロッパのメーカーでは、ゲージを使わず、ミリ表記だけで示すことが多くあります。「1.6mm」のように数値がそのまま太さを表すため、直感的に理解しやすいのが特徴です。ただし、ゲージをミリに換算する際は、きれいな整数にならず、わずかなズレが生じることもあります。
自分のゲージが分かっていれば、上の表で対応するミリを確認するだけで、ヨーロッパのブランドでもサイズを選びやすくなります。混乱を避けるため、地域に関係なくミリを基準にするピアッサーもいます。
00Gより大きいサイズの考え方
00Gを超えると、ゲージ表記から「インチ分数」またはミリでの直径表記に切り替わるのが一般的です。拡張した耳向けのジュエリーでは、000G(10.5mm)や0000G(11.7mm)といった表記も見かけますが、それ以上のサイズでは1/2″(12.7mm)、9/16″(14mm)、5/8″(16mm)のように、インチ分数やミリの表記が主流になります。
これは、ゼロを増やしていく表記が扱いづらくなることと、大きいサイズほど実寸で示した方が分かりやすいためです。
自分に合うゲージを選ぶために
ゲージ(太さ)を選ぶときは、部位と目指したい見た目を合わせて考えましょう。太いゲージは存在感と安定感が出やすく、細いゲージはさりげない印象にまとめやすくなります。ファーストピアスのゲージは、体のつくりや部位に応じてピアッサーが選びます。ゲージを変えたい場合は、そのまま維持するか、変更前に相談しておくと安心です。
もともとのゲージより細いジュエリーに変えると、ピアスホールの中でゆるく感じたり、ずれやすくなったりすることがあります。太くしたい場合は、無理に通さず、段階的に拡張する必要があります。
MAYのこだわり
MAYでは、標準的なゲージサイズはもちろん、ゲージとmmの両方を明記しているメーカーのジュエリーを扱っています。サイズ表示の正確さは欠かせません。14Gと表記されていれば、1.6mmであるべきです。
太さは、見た目やつけ心地、安定感を左右します。だからこそ、MAYでは幅広いゲージを揃えました。手持ちのジュエリーに合わせたいときも、新しく選ぶときも、正確なサイズ情報を確認しながら選べます。



次回は、装着面について解説します。ジュエリーによってはフィット感に直結する大切なサイズなので、ぜひチェックしてみてください。