ボディピアスの品質認証プログラム!フェーズ1:チタンとスチールの新基準

プロフェッショナルピアッサーズ協会のボディジュエリー認証プログラムは、ボディジュエリーの品質検証と維持方法を根本から変える取り組みです。フェーズ1ではチタンとスチールのジュエリーに厳格な基準を設け、業界を「信頼だけ」の関係から「具体的な検証と責任」の時代へと導きます。この基準を知ることで、本当に認証されたメーカーを見極め、ジュエリーの品質について確かな情報をもとに選択できるようになります。
なぜこの認証が必要だったの?
品質管理の世界は一様ではありません。中にはとびきり厳しい基準を持つ企業もありますが、長年の業界観察からわかるのは、意外と多くの会社が「感覚」や「経験」に頼っているという現実。素材や製法のばらつきは、特に長く身につけるピアスジュエリーでは無視できない問題になります。
だからこそ生まれたのが「見える化」の仕組み。このプログラムは強制ではなく自主参加。素材の証明書を提出し、製造元を明らかにして、何か変更があればその都度更新していく。大切なのは、常に説明できる透明性なのです。
フェーズ1で見極めるポイント
注目はチタンとスチール。ミル証明書(通称:ミルサート)をチェックして、厳格な国際規格「ASTM F2999/F2923」をクリアしているかを確認します。考え方は医療用インプラントの世界と同じ。あなたの肌に長く触れるジュエリーだからこそ、その信頼性には妥協したくありません。
ただの表面チェックではなく、原材料から完成品までの旅路も追跡。使われるバーやチューブは、サイズごとに証明書の提出が必要です。こうして、知らないうちに基準外の素材が忍び込むリスクを防いでいます。
こだわりの製造プロセス
ものづくりのスタイルは会社によってさまざま。でも外部の工場に製造を任せる場合は、その製造元にISO 9001という国際的な品質マネジメント規格が必須条件に。これによって素材や生産工程の「ブレ」を最小限に抑えられるんです。
この土台があるからこそ、サプライヤーが変わったり製造方法が進化したりしても、すべての工程で品質基準が守られているか追跡できます。まさに「始まりから終わりまで」の安心です。
認証取得済みのメーカー


業界をリードするアナトメタルとネオメタルは、このフェーズ1認証をいち早く取得。使用素材から製造工程まで、すべてが厳しい基準をクリアしていることが公式に認められました。今も認証メーカーのリストは拡大中。同じ検証プロセスを経るからこそ、小さなブランドも大きなブランドも同じ品質基準で選べるようになります。
書類だけじゃない、本物の安心感
各ロット(製造単位)ごとに厳格な適合性テストを実施。基準外の素材や思わぬ混入物をしっかりブロックします。こうした取り組みが積み重なることで、業界全体のジュエリークオリティが底上げされていくんです。
検証プロセスが透明になると、選ぶ側にも確かな判断軸が生まれます。プロのピアッサーは「なぜこのジュエリーを推薦するのか」を明確に説明できるようになり、あなたも納得して選択できる。そんな理想の関係を築きます。
ジュエリー選びのポイント

お気に入りのジュエリーを選ぶとき、チェックしたいのがメーカーのフェーズ1「認証バッジ」。このマークは、必要なすべての書類を提出し、適切な品質管理システムを維持し、プログラム基準に継続的に準拠する意思を示すサインなのです。
認証を受けたメーカーは、装飾品だからといって妥協しません。ジュエリー素材にも医療用インプラントと同等の検証が必要だと理解しているからこそ、「言葉」ではなく「事実」で品質を証明する姿勢を貫いています。
MAYのこだわり
MAYがファーストピアス用に取り扱うのは、APPボディジュエリー認証プログラムの「認証メーカー」からのジュエリーだけ。私たちの主要パートナーであるアナトメタルとネオメタルは初回の認証ラウンドでフェーズ1を取得し、長年培ってきた品質へのこだわりが公式に認められました。
私たちがお客様にお届けしたいのは、単なる「評判」ではなく「根拠ある安心」。文書で裏付けられた安全基準を満たすジュエリー。その透明性と説明責任を、私たちは価値として大切にしています。
次回は「フェーズ2」の世界へ。ゴールドやプラチナの品質はどうやって確かめる?あなたの知的好奇心を刺激する話題をお届けします。