プロが教える!ボディピアス素材の賢い選び方

ボディピアスの素材は、着け心地や安全性、そして傷の治りやすさに大きく影響します。どんな素材が使われているのか、そしてそれが体にどう影響するのかを知ることが、ボディピアスを選ぶ際の最初のステップです。
なぜ素材が大切なの?
素材とは、ピアスジュエリーの原料、要するに使われている金属や合金、その他の材料のことです。これは見た目だけの問題ではありません。生体適合性(バイオコンパチビリティ)、つまり「アレルギーや炎症を起こさずに体が素材とどれだけ調和できるか」に関わります。特に開けたばかりのピアスホールでは、適切な素材を選ぶことで治癒がスムーズになります。品質の低い素材は体内に有害物質を放出し、アレルギー反応や肌の変色、治癒の遅れを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
医療グレードの素材って何?
医療グレード(インプラントグレード)の素材は、ボディピアスジュエリーにおいて最も高い安全基準を満たします。これらは、手術で体内に永久的に使用される医療器具と同等の、厳格な医療基準(ASTMおよびISO規格)をクリアしています。純度と品質を保つため、検査を徹底し、管理された環境で製造されています。

ボディピアスジュエリーで最も一般的に使われる医療グレード素材は、ASTM-F136チタン合金とASTM-F138サージカルステンレススチールです。これらは開けたてのピアスホールや敏感肌の方に最適で、スムーズな治癒を促し、長期的に快適に装着できます。
医療用シリコンの中でもASTM基準を満たしているものがあり、その柔軟性と着け心地の良さから、特定の用途で選ばれています。
長期使用に適した安全な素材
医療グレードの素材には及びませんが、ピアスホールが完全に治っていれば、長く快適に使える素材もあります。体との相性は良好なものが多いですが、医療グレードのような厳密な検査は経ていません。

例えば、特定の種類の金、ニオブ、ガラスなどが挙げられます。これらの素材は個性的なデザインを楽しめ、ピアスホールが完全に治癒していれば、多くの方が安心して使用できます。
たまに使うならOKな素材
いくつかの素材は、ピアスホールが完全に治癒した後でも、一時的または短期間の使用がおすすめです。見た目は魅力的でそれなりの利点がある一方で、素材の性質上、つけっぱなしにはあまり向いていません。
これには、銀、青銅、ニッケル不使用の真鍮、そして適切に加工された木や石などの天然素材が含まれます。これらの素材を安全に、適切なタイミングで使うことで、健康と快適さを守りながら、より多彩なジュエリー選びを楽しめます。
避けた方が良い素材
一部の素材は、特に開けたてのピアスホールにおいて、重大なリスクを伴うため、使用を完全に避けるべきです。これらは、重度のアレルギー反応、感染症、あるいは永久的な組織損傷を引き起こす可能性があります。
一般的に問題となる素材には、ニッケルを多く含む合金、未処理の真鍮や銅、低品質の銀、プラスチック、そして安価なジュエリーによく見られる成分不明の金属などがあります。これらのリスクを認識し、ご自身の体を守ることが大切です。
ジュエリーの賢い選び方
ボディピアスジュエリーを選ぶときは、次のポイントをチェックしましょう。
- 素材の認証(ASTMまたはISO規格への準拠を確認)
- 製造元と品質管理
どんなジュエリーでも、信頼できる実績を持つメーカーの製品を選ぶことが、素材の種類に関わらず品質と安全性を確保する上で最も重要です。
MAYの約束
MAY株式会社は、ボディジュエリー業界で確かな評判と長年の実績を持つメーカーやブランドのみと取引しています。書類上の基準だけでなく、品質と安全性にこだわり続けるパートナーを厳選しています。
当社のコレクションには、最高の安全性を誇るインプラントグレード素材と、ピアスホールが治癒した後の長期使用に適した高品質な非インプラントグレード素材の両方を取り揃えています。これにより、安全性を重視したい時期には揺るぎない品質を、そしてピアスが安定してからは、多彩なデザインを存分に楽しめます。
お客様の体には最高のものを。
信頼できるメーカーを厳選することで、当社の全商品が高い品質と安全基準を満たしていることをお約束します。
来週は、ピアスジュエリーの形状が着け心地に与える影響に迫ります。ジュエリーデザインのこだわりについて知りたい方は、ぜひお見逃しなく!